コーチコラム~子供はこうして成長する~

体罰と愛情

関西のバスケットボール名門校にて不幸な事件が起きました。

体罰がきっかけとなって生徒が自らの命を絶ったという事件です。

ご遺族の方にはご冥福をお祈りいたします。

 

この事件の真相は分かりませんが、ニュースを聞いて私が感じたことは、

体罰の与えた先生が本当にこの子に対して「愛情」を持っていたかどうかということです。

体罰が良いとは決して思いませんが、この子の将来のために必要だという「愛情」を持っていたかどうか?

自分たちの地位や名誉のためではなく、この子の将来のためを思っていたのかどうか?

「愛情」があればそれは受けたほうにも少なからず伝わると思います。

そうやって昔ながらの師弟関係は成り立っていたんだと。

 

もしかすると、最近は子どもたちが育ってきた環境の変化で、

「愛情」ということに対して子どもたちが鈍感になっているのかもしれません。

ただ、学校にしても家庭にしてもこどもを「叱る」という行為には、「大きな愛」が必要だ感じています。

 

 


目で伝える

毎回の指導で必ず子供たちに言っている事。。。

 

『話を聞く時は目を見て話を聞こう!』

 

話は耳で聞く事ができますが、目を見て聞く事で話の内容を理解する事ができると思います。

 

また言葉が無くても目の表情で子供に言いたい事を伝える事もできると思います。

 

子供たちがしてはいけない事をしてしまった時、目を逸らさずに見つめる事で子供は自分がしてはいけない事をしてしまったと気づけます。

 

褒める時に目で褒める事もできます!

 

良く子供を指導する時に何か作業をしながら声だけで話す事がありますが、それだと本当に伝えたい事が伝わらないと思います。

 

目で伝える事で本当に伝えたい事が伝わると思います。

 

 


目立つ事、目立たない事

久々の投稿になります。やすコーチ(安川大輔)です。

フラッグフットボールにはいろいろな役割があります。

ボールを持って走る、ボールを投げる、キャッチする、ボールを持った選手のフラッグを取る、などなど。

上記に記載した役割はできるととても目立ちます。

我々指導者もどうしても何気なく指導をしているとこういった目立つ事ばかりに目がいってしまいます。

すると子供たちもやはりボールを持って走るといった目立つ事をやりたいと思ってしまいます。

 

フラッグフットボールには目立ちはしませんが、ボールを持っている人を守るといった役割があります。

守る人がしっかりブロックできれば足が早くない子がボールを持っていても得点を取る事ができます。

 

我々大人も広い視野を持ってフラッグフットボール以外の生活の中でも子供たちの目立たない活躍に目を向けていきたいと思います。

 

 

やすコーチ(安川大輔)