コーチコラム~子供はこうして成長する~

チームって誰のもの?

チームって誰のものでしょうか?

プロのチームであれば、オーナーやスポンサー企業のものかもしれません。

では少年チームは誰のものでしょうか?

監督のもの?コーチのもの?保護者のもの?

考え方はいろいろあるかもしれませんが、

私は参加している子どもたち自身のものだ思っています。

 

試合に出て勝ちたいのは誰でしょう?

選手?監督?コーチ?保護者???

もちろん監督やコーチ、保護者の皆さんは子供たちに勝たせてあげたい。

・・・というより自分たちが勝ちたいと思われているかもしれません。

しかし本当はそれ以上に、試合で「勝つこと」「試合を楽しむ」気持ちを子供たち自身に持ってもらいたい。

またその権利を持っているのは他の誰でもなく「子供たち自身」なんだと思います。

 

学生や大人のアメリカンフットボールの世界では、選手が駒となることは多々見受けられますが、

(そもそもはアメフットはそういうスポーツなので・・・)

しかし、はたして子供たちが「駒(道具)」にされてまで勝つことが本当に正しいことなのでしょうか?

 

ときには勝つためのアドバイスは必要でしょう。

チーム組織として役割を遂行させることも必要だと思います。

 

しかし、「勝つこと」を考える権利までも子供たちから奪ってしまって、勝たせてあげることは本当に必要でしょうか?

自分たちの意思で戦って勝った時の「喜び」や負けた時の「悔しさ」ということも子供たちには経験してほしい。

子どもたちが主体的に「勝ちたい」や「楽しみたい」と思う気持ちを私は尊重したいと思っています。

 

寺田 隆将

 

 


少しの成長

 

こんにちは!コーチの安川です。

普段子供と接していると沢山の成長を見る事ができます。

しかし子供の成長のスピードは一人一人違います。

思っている理想と違うと大人はどうしても成長していないと思ってしまいます。

例えば作戦を考えてみんなに伝えてその作戦を実行して成功させる!

という目標に対して、実際にやってみたけど上手く伝える事ができなかったし、作戦通りに実行もできなかった。。。

こんな時どうしても結果だけを見てしまいがちですが、

そんな時は大人の理想や周りの子と比べずに、その子自身が前回までどうだったか?を思い出します。

前回は引っ込み思案で作戦を聞くだけだったけれども、今回は作戦を考える事ができた!

アクションを起こす事ができた事もその子にとっては大きな成長です。

振り返る事で上手く行かなかった時でも子供の成長を感じる事ができます。

大人の理想や周りと比べると小さな成長ですが、その子にとっては大きな成長です!

そんな小さな成長をこれからも大事にしていきたいと思います。

安川大輔

 

 


チーム力とは?

こんにちは、吉田です。

先日のコラムでも触れたとおり、

フラッグフットボールは

「チームで力を合わせる=チーム力」が重要です。

しかし、チームで力を合わせるとはどういうことでしょうか?

 

私が考えるチーム力とは「お互いを認め合うこと」だと思います。

チームメイトを信用し、自らを信じる。

同時にチームメイトから信頼されることも必要ですよね。

 

フラッグフットボールは、

役割が明確なので作戦が成功した時、

個々の動きもハッキリと分かります。

例えば「君がブロックして(道を空けて)くれたから、

僕はタッチダウン(得点)できた!」というように。

 

お互いを認め合うことで始まるフラッグフットボール。

大人の世界でも同じですね。

 

吉田卓也(よっしーコーチ)