チームって誰のもの?
チームって誰のものでしょうか?
プロのチームであれば、オーナーやスポンサー企業のものかもしれません。
では少年チームは誰のものでしょうか?
監督のもの?コーチのもの?保護者のもの?
考え方はいろいろあるかもしれませんが、
私は参加している子どもたち自身のものだ思っています。
試合に出て勝ちたいのは誰でしょう?
選手?監督?コーチ?保護者???
もちろん監督やコーチ、保護者の皆さんは子供たちに勝たせてあげたい。
・・・というより自分たちが勝ちたいと思われているかもしれません。
しかし本当はそれ以上に、試合で「勝つこと」や「試合を楽しむ」気持ちを子供たち自身に持ってもらいたい。
またその権利を持っているのは他の誰でもなく「子供たち自身」なんだと思います。
学生や大人のアメリカンフットボールの世界では、選手が駒となることは多々見受けられますが、
(そもそもはアメフットはそういうスポーツなので・・・)
しかし、はたして子供たちが「駒(道具)」にされてまで勝つことが本当に正しいことなのでしょうか?
ときには勝つためのアドバイスは必要でしょう。
チーム組織として役割を遂行させることも必要だと思います。
しかし、「勝つこと」を考える権利までも子供たちから奪ってしまって、勝たせてあげることは本当に必要でしょうか?
自分たちの意思で戦って勝った時の「喜び」や負けた時の「悔しさ」ということも子供たちには経験してほしい。
子どもたちが主体的に「勝ちたい」や「楽しみたい」と思う気持ちを私は尊重したいと思っています。
寺田 隆将