コーチコラム~子供はこうして成長する~

「楽しい」から「好き」になれる


私たちは指導する際に自分の「信念」をもっています。

私の信念は、『楽しむ』ということ。

常にこのことを言い続けています。

「楽しく」ないと「好き」になれないし、「好き」だから「楽しめる」んだと思います。

 

これは、私が現役選手であるときからずっと悩み考え続けていたこと。

・試合を如何に楽しむか?

・1プレー1プレーを如何に楽しむか?

・たとえ失敗したとしても、引きずらず次のプレーを如何に楽しめるか?

試合や練習で楽しくないことだってあるし、そんな自分を払拭できないこともある。

決まって、そんな時は良いプレーはできない。

試合という最高の舞台で最高に楽しむために、どんなシンドイ練習も乗り越え、

擦り切れるくらいビデオを隅から隅までチェックし相手のプレーを研究し、

様々な相手プレーの想定を繰り返しては、自分たちのサインと当てはめて、漏れが無いかイメージする。

そんなことを繰り返して、最高の準備をして、そして試合という最高の祭りを「楽しむ」。

そこに今も自分の原点があると感じています。

私はそんなフットボールを「大好き」だからできたんだと思うし、

ある意味そんな「迷い」の中から、「楽しむこと」が如何に大切かを学んだんだと思います。

 

だから、子どもたちにいろいろ伝えたいことはあるけれど、まず私は、

スポーツを、そして今を『楽しむ』ということを伝えたい。

そうすればきっと「好き」なことが見つかるし、「楽しく」なれる。

 

そのために、私の中で今も変わらない大切なことがあります。

 

それは、、、

『自分も一緒に心から楽しむ』

ということ。