コーチコラム~子供はこうして成長する~

役割と責任

人は立場を与えられれば、自然とその立場で物事をすすめようとする。

過去の部活動での経験でそうであったが、キャプテンはキャプテンらしくなるし、主務は主務らしくなる。

それは、子供たちにおいても同様である。

『今日はA君がチームのキャプテンだ!』といえば、その日のA君はキャプテンらしく振舞うし、

その日全くおとなしかったB君が、次回の練習時に『今日はB君が作戦係だぞ』といえば、

積極的に作戦を考えてみんなに伝えようとする。

 

立場は人を作り、人はその立場の責任によって成長する。

 

最初から、私たち大人の固定観念でこどもたちの向き不向きを決めるのではなく、

それぞれのこどもにいろんな役割を与えることによって、その子の可能性を広げてあげることがとても大切なのである。

そうやって子供たちは成長していくんだと感じている。

 

寺田 隆将

 

 


なぜ叱るのか?

試合形式の練習を行うと、何人かはコートの外で試合を見ているときがある。

試合が長くなると見ている子供たちは、見ていることに飽きだしてキャッチボールをし始める。

キャッチミスしたボールが試合中のコートの中へ・・・

当然、試合は止まり、、、

「こらっ!」

と、ボールをコートにいれてしまった子供たちは当たり前に怒られるわけです。

 

じゃあボールを入れたことがなぜいけなかったのか?

指導者は、当たり前だと思い込んでいることの理由は伝えない

 

先日同じ状況で、1年生の子に聞きました。

『なぜボールをコートにいれたらだめだと思う?』

「・・・」 「試合がとまるから???」

みんなに迷惑をかけるという点ではそうかもしれません。

 

『そのボールを踏んだらどうなる?』

「・・・怪我する」

ちゃんと伝えれば、結果はちゃんと予測できるのです。

 

叱るときは、ちゃんと理由を明確に。

伝えるべきことはまだまだあります。

 

寺田 隆将

 

 


フラッグフットボールの『チカラ』

フラッグフットボールではボールを持っている選手だけが

足が速くて上手くてもボールを進めることはできません。

むしろ、ボールを持っていないほかの4人の選手が

しっかりとできなければボールを前進させることは難しいのです。

 

「1人のチカラでは成功できなくても、チームで力を合わせれば成功できる!」

そんな体験を誰でも簡単に感じられるスポーツがフラッグフットボール!!

チームスポーツの良さがギュッと詰まってます!

 

吉田卓也(よっしーコーチ)