役割と責任
人は立場を与えられれば、自然とその立場で物事をすすめようとする。
過去の部活動での経験でそうであったが、キャプテンはキャプテンらしくなるし、主務は主務らしくなる。
それは、子供たちにおいても同様である。
『今日はA君がチームのキャプテンだ!』といえば、その日のA君はキャプテンらしく振舞うし、
その日全くおとなしかったB君が、次回の練習時に『今日はB君が作戦係だぞ』といえば、
積極的に作戦を考えてみんなに伝えようとする。
立場は人を作り、人はその立場の責任によって成長する。
最初から、私たち大人の固定観念でこどもたちの向き不向きを決めるのではなく、
それぞれのこどもにいろんな役割を与えることによって、その子の可能性を広げてあげることがとても大切なのである。
そうやって子供たちは成長していくんだと感じている。
寺田 隆将