コーチコラム~子供はこうして成長する~

「楽しい」から「好き」になれる

私たちは指導する際に自分の「信念」をもっています。

私の信念は、『楽しむ』ということ。

常にこのことを言い続けています。

「楽しく」ないと「好き」になれないし、「好き」だから「楽しめる」んだと思います。

 

これは、私が現役選手であるときからずっと悩み考え続けていたこと。

・試合を如何に楽しむか?

・1プレー1プレーを如何に楽しむか?

・たとえ失敗したとしても、引きずらず次のプレーを如何に楽しめるか?

試合や練習で楽しくないことだってあるし、そんな自分を払拭できないこともある。

決まって、そんな時は良いプレーはできない。

試合という最高の舞台で最高に楽しむために、どんなシンドイ練習も乗り越え、

擦り切れるくらいビデオを隅から隅までチェックし相手のプレーを研究し、

様々な相手プレーの想定を繰り返しては、自分たちのサインと当てはめて、漏れが無いかイメージする。

そんなことを繰り返して、最高の準備をして、そして試合という最高の祭りを「楽しむ」。

そこに今も自分の原点があると感じています。

私はそんなフットボールを「大好き」だからできたんだと思うし、

ある意味そんな「迷い」の中から、「楽しむこと」が如何に大切かを学んだんだと思います。

 

だから、子どもたちにいろいろ伝えたいことはあるけれど、まず私は、

スポーツを、そして今を『楽しむ』ということを伝えたい。

そうすればきっと「好き」なことが見つかるし、「楽しく」なれる。

 

そのために、私の中で今も変わらない大切なことがあります。

 

それは、、、

『自分も一緒に心から楽しむ』

ということ。

 


体験会

こんにちは。吉田です。

さて、本日は体験会のはなし。

我々、FMJではフラッグフットボールを普及すべく

日常的なクラブ・スクールそして様々な体験会もおこなっています。

5月の体験会だけでも300名以上の子どもたちと出会い

フラッグフットボールを体験してもらいました!

 

子どもたちはフラッグフットボールに初めて触れるので、

どんなもの(スポーツ)なのか?ワクワクドキドキ状態。

 

コーチは子どもたちにフラッグフットボールを少しでも楽しんでもらい

そして、興味を持ってもらいたいという気持ちで接します。

コーチは子どもたちのパワーをエネルギーに変えて大きな声であいさつ!

 

体験会を進めて行くと子どもたちの目が変わっていく瞬間があります。

そう、フラッグフットボールを楽しんでる目に変わっていくのです。

「つぎのゲームはなに?」「もう終わっちゃうの?」「またやりたい!」など

 

フラッグフットボールを通じ、

子どもたちが楽しみを見つけ、

興味を持つ体験やキッカケがここにあります。

 

コーチたちも子どもたちからたくさんのパワーをもらい

日々の指導をおこなっています!

 


「ズル」しないこと

子どもたちは「勝ちたい!」と思いが強くなると、ちょっとした『ズル』をしてしまうことがあります。

 ・フラッグを取られたくないから、フラッグを手で押さえてしまった・・・

 ・しっぽ取りゲームでたくさんしっぽを取りたいから、お友達の服を引っ張ってしっぽを取った・・・

 ・得点をたくさん取りたいからコーチにわからないように相手にぶつかってブロックした・・・

コーチにわからなければ・・・、審判にばれなければ・・・

そういう問題ではないですよね。

 

何故「ズル」したらいけないのか?

コーチに怒られるから。。。 反則で罰退になるから。。。

それもまた違います。

 

私たちは、いつも子どもたちには、「ズルしないで最後まで頑張ろう」と言っています。

たとえ、ズルして勝ったとしても、結局最後は自分に跳ね返ってくると私は思います。

 

昨今の生活保護詐称問題だって同じですよね。

 

子どもたちがこれから成長して社会に出ても、目先の「勝ち(利益)」だけにとらわれないで、

「事の本質が何か?」を見極められる人間になってほしいと思います。